世の父親よ聞け!イクメンになる事は妻や家庭の為ではなくて自分自身のためだ!

2022年5月6日

イクメン

イクメンという言葉も世に浸透していますよね。

あなたは、もしくはあなたの旦那さんは「イクメン」ですか?

目次

そもそもイクメンの定義とは?

NPO法人「イクメンクラブ」によると以下の3箇条がイクメンの定義としてかかげられています。

  1. イクメンとは育児を楽しめるかっこいい男の事である
  2. イクメンは、子供たちを広く多様な世界へ誘い出す
  3. イクメンは、妻への愛と心づかいを忘れない

 

なるほど。

「イクメン」って・・・

自分の子供の育児に関わる事が「かっこいい」からやるのでしょうか。

広く多様な世界へ誘い出すというのは、一緒にキャンプへ行ったり、釣りに行ったりとか、そういうことでしょうか。

イクメンである事は妻への愛と心使いを忘れずいる事?(コレは激しく同意しますが…)

 

はてさて。

母親に「イクレディ」とかそんな言葉はないですよね。例え手に職がある母親だとしても。

でも、父親にはある。

私はこれらの「イクメン」という言葉の意味を考えてみると育児は家庭を持った男の人の「オプション」という感覚を覚えるのです。

つけるか?外すか?みたいな。

イクメンという言葉が浸透している世の中ではありますが、

家庭を持った男の人はやはり仕事が自分のメインであって、家庭の事、育児は妻がやるべきと考えている人がまだまだ多いというのが現実ではないでしょうか。

(そうである現実を否定する気もありませんし、そうある現状は仕方ないと思っていますので悪しからず)

ただ、イクメンの方向性に疑問を覚えるのです。

NPO法人「イクメンクラブ」のホームページにあるステートメントの欄に以下の事がかかれてありました。

イクメンは、楽しくて、しんどくて、
かっこわるくて、かっこいい。

育児は、楽しい。育児する男は、かっこいい。
育児するパパが増えれば、ママも家族も、きっと日本も幸せになる。
育児するいい男を、イクメンと呼ぼう。

私が違和感を感じるのは下から2番目の文章

「育児するパパが増えれば、ママも家族も、きっと日本も幸せになる。」

これ。

 

実際に育児に真剣に取り組んでいる男性はもうわかっていると思うんですが、違うんだと思うんです。

ママや家族や日本が幸せになるんじゃない。

父親自身が幸せになるんです。

そこを是非とも強調していただきたい。

育児は父親を幸せにする

母親がなぜ育児をするのか?

当然、自分が生んだからという事もありますが

努力と忍耐の先に一瞬、幸せになれる瞬間があるから。

確かに、子供ができてしまったし→生まれてしまったし→育てなきゃいけないし→

そんなこんなの毎日でどんどん月日が経って子供が成長していくのですが、

おっぱいをあげて、オムツを変えて、睡眠時間が減って、肩が凝って、乳腺炎で熱が出て、抱っこのしすぎで腱鞘炎になって、ぎっくり腰になって・・・

そんな割と過酷な毎日でも、自分を必要としてくれているのを感じたり、一緒に苦手を克服したり、子供が喋れるようになって

「お母さんと一緒に〇〇して楽しかった!」

「お母さん大好き」

「お母さんお弁当作ってくれてありがとう」

などと 言ってくれるとやる気も出るし、やって良かったと思えるんですよね。

努力が報われた瞬間です。

 

その幸福感はなんとも言えなくて、仕事で何かを成功した時の物とは違う、ジーンとくる生身の温かさがあって自分の存在が肯定された瞬間と言いましょうか…。

 

他人や会社からは感じ得られない感覚なんです。

 

その幸福感を味わうためには育児に積極的に関わる必要があるのだと。

 

父親でも同じ事が言えるはずです。

関わった分だけその幸福感を得る事ができるのです。

 

自分のオプションから育児を軽く外した人は、努力や苦労が少ない分、得られる幸福感も少なく、求められる事も減り、結果として家庭から弾かれていくんです。

ドキッとした人、ハイ。手〜あげて〜。

育児はとっておきの勲章をくれる

なぜいつも節約のことばかり書いている私のブログでこんなにも熱くイクメンについて語ってしまったかというと、今日遊びに行った後輩宅での事です。
2歳半になった後輩の子供が言うんです。
 
「パパがねんねの前にこの本読んでくれるんだ!」
「パパがピヨピヨって追いかけてくれてボク、逃げるの!楽しいんだよ!」
「パパのブーブでお買い物に行くの!」
「パパが買ってくれたの!」
「パパがゴシゴシしてくれるんだよー!」
「パパね、だいすきなの!」
 
パパとの出来事をひたすら嬉しそうに語るんです。
初めて会ったおばちゃんに嬉しそうにパパの自慢をする後輩の息子を見てつくづく感じた事それは
 
「パパの頑張りはパパがいない時間もパパが育児をしている」
 
という事。
 
子供は敏感に感じ取っているんです。
ママよりは一緒にいる時間が少なくなってしまうパパだけど、自分の為に一生懸命関わってくれている。そんな事を2歳半の子供でも理解するんですね。
 
育児はかっこいい事でも、特別な休日を与えるだけのことでもないと思います。
育休を取れなくても、子供と会える時間が一瞬で絵本1冊しか読んであげられなくても、嘔吐物を洗濯する事も、寝かしつける事だってそれは立派な育児。
 
パパの頑張りや思いは、自分の知らない場所で報われているんです。
 
そして、息子が誇らしげな顔をして自分の自慢話をする。帰りを心待ちにしている。
それはまさに男の勲章で、極上の幸福であるはず。
 
たとえ疲れていても息子の育児に積極的に関わる夫は真の大黒柱として家庭を支え、息子に尊敬され、妻も感謝し、結果的に自分の幸せになる。
 
そこに気づいて欲しい。
そう思いました。(うちの夫含め!)
 
妻のご機嫌をとる為でも、家族の為でもなく、自分の幸福のために育児に積極的に関わるべきなんです!
 
しかもその勲章と幸福感は今後死ぬまで残る。
 
子供が巣立って自分を必要としなくなったとしても育児から得た勲章をポケットから取り出して眺めるんです。そして思い出す。
自分はやれる事はやった。
 
そう確認してまたポケットに戻す。
 
そんな素敵な老後が待っている!
 
さぁ、あなたもイクメン初めてみませんか?
 
 

 

育児

Posted by setsuko